必要な時間は約 7 分です。
キッチンまわりのトラブルが起きると、毎日の料理にも影響が出てしまいますよね。
水漏れは水道代が気になりますし、水を使う度に床がびしょびしょになるほど水漏れしてしまうなど、キッチンまわりのトラブルはすぐにでも修理したいものばかりです。
そこで今回は、キッチンまわりのトラブルの原因と修理方法をご紹介します。
キッチントラブルの種類
キッチンのトラブルの種類は、蛇口からの水漏れや排水口の詰まり、シンクからの水漏れ、異臭・悪臭などがあります。
ご自身で簡単に修理できるトラブルもあるので、是非参考にしてください。
蛇口からの水漏れ
蛇口からポタポタ水漏れしていると、水道代も気になりますよね。
蛇口から水漏れしている時は、まずどこから水漏れしているのかを特定します。
原因
レバーの下やレバーのシンクに近い部分から水漏れしている場合は、レバーの内部にあるバルブカートリッジか、ゴムパッキンの経年劣化・緩みが原因の可能性があります。
止水栓の接合部から水が漏れている場合、パッキンの劣化かナットの緩みが原因の可能性があります。
蛇口の水が出る部分の吐水口から水漏れしている場合も、バルブカートリッジの劣化が原因の可能性があります。
修理方法
どこの部分の修理をするにしても、まずは止水栓を必ず閉めましょう。
レバーの下やシンクに近い部分から水漏れの修理と吐水口からの水漏れの修理で、バルブカートリッジを交換する場合は、レバーの下のネジを外します。
レバーハンドルを外したら、シンクに繋がるスパウトと呼ばれる筒部分が外れるようになるので、中のバルブカートリッジを新品の物に取り換えます。
後は、手順をさかのぼって元通りにして、修理は完了です。
ゴムパッキンの劣化を修理する場合は、同じくスパウトを外し、ゴムパッキンを新しい物に取り換えます。
排水口のつまり
排水口が詰まるとシンクいっぱいに水が溜まってしまい、普段の生活で困ってしまいますよね。
排水口が詰まりには、以下の原因があげられます。
原因
排水口の詰まりは、洗い物をするたびに流れる極わずかな油が、排水管に溜りに溜まって引き起こされます。
この状態の排水管の中には、スカムと呼ばれる白い塊がへばり付いて排水を妨げています。
修理方法
自宅で出来る修理方法は4つあります。
どの方法を試すにしても、まずは排水口のゴミ受けや排水トラップを取り外しておきましょう。
1つ目は、タオルとお湯を使った方法です。
排水トラップを外すと排水するための管が見えるので、この管の中に使い古しの雑巾を詰めて栓をし、80度くらいのお湯をシンクに8割程度溜めます。
お湯が溜まったら、雑巾の栓を抜いて一気にお湯を流し込んだら完了です。
2つ目は、ペットボトルを使った方法です。
排水トラップを外した時に見える管に大き目のペットボトルの口を合わせて、ペットボトルをペコペコっとへこませます。
たったこれだけで、詰まっているものが浮いてくるか、水が流れるようになります。
3つ目は、市販されているパイプクリーナーを使う方法です。
市販のパイプクリーナーはそのまま使うよりも、50度程度のお湯にボトルを浸して温めてから使う方が効果を期待できます。
パイプクリーナーが温まったら、排水口にパイプクリーナーを流し、1時間程度放置してください。
その後、60度程度のお湯で流せば完了です。
お湯で流す際は、パイプクリーナーの説明をきちんと読んで、お湯の使用がOKの場合のみお湯を使ってください。
4つ目は、ラバーカップを使う方法です。
ラバーカップとはトイレ掃除に使うスッポンのことです。
排水口がむき出しの状態でラバーカップを使うことで、詰まりが解消されることがあります。
シンクからの水漏れ
シンクから水漏れをしている場合、ゴムパッキンの劣化やナットの緩み、排水ホースの破れなど、様々な原因が考えられます。
シンク下から水漏れしている場合、床が水浸しになってしまうので、早めに修理をしてください。
原因
シンクと排水トラップの間には、水が漏れないようにゴムパッキンが付けられていますが、このゴムパッキンが劣化することによって水漏れの原因となります。
また、シンク下の排水管から水が漏れている場合は、排水管のナットの緩みが原因で水漏れを起こします。
排水ホースが破れている時は、応急処置として防水テープを巻き付けましょう。
修理方法
シンクと排水トラップのゴムパッキンを修理する場合は、シンクの下でシンクと排水トラップを繋いでいるナットを緩めます。
ナットを緩めると排水トラップが持ち上がり、古くなったゴムパッキンが見えるので、新しいゴムパッキンに取り換えてください。
後は排水トラップを元の位置に戻して、ナットを閉めれば修理は完了です。
シンク下の排水管から水が漏れている場合は、ナットを絞めなおせば水漏れは止まります。
排水ホースが破けてしまっている場合、新品の物に取り換えれば水漏れは収まります。
ご自宅の排水ホースが、ネジ式・差し込み式・Y字型のどれなのかを確認し、同じタイプのホースを購入してください。
排水ホースの交換方法は、シンク下の床に繋がる排水プレートを取り外します。
防臭キャップや防臭ゴムが見えるので、これらを取り外し、排水ホースを持ち上げて取り外してください。
その後シンク側の接続部分を取り外し、順番をさかのぼって新しい物に付け替えます。
排水ホースが長すぎて余った時は、丸めずにそのまま設置してください。
丸まっていると、その部分にまた汚れが溜まってしまいます。
異臭・悪臭
料理を作るキッチンで異臭や悪臭がするのは困りますよね。
異臭や悪臭の原因は、排水口の汚れや排水トラップなどに問題がある場合が多いです。
原因
排水口に汚れが付いていると、腐敗してしまい悪臭の原因となります。
また、排水トラップ内にあるワントラップと呼ばれるゴミカゴの下のパーツが、きちんと取り付けされていない場合や破損している場合も、異臭や悪臭の原因になります。
修理方法
排水口は、奥に汚れが溜まっていることが多いのでパイプクリーナーを使って洗浄します。
ワントラップが原因の場合は、正しく設置されているか・破損してないかを確認してください。破損していた場合は新しい物に交換するだけで修理は完了です。
この時、排水トラップ内に水が無ければ適量注いでください。
排水トラップ内の水は下水管から上る悪臭を防いでくれます。
直りそうにない場合は修理業者に依頼しよう
排水口のつまりがどうしても直らない場合や、排水ホースの交換が難しくてできそうにない場合は、修理業者に依頼してしまいましょう。
修理業者の方はプロなので、自宅にない道具や強力な洗剤を使って修理してもらえます。
特に、水を使う度に床がびしょびしょになってしまうような深刻な事態であれば、迷うことなく修理業者に依頼することをオススメします。
まとめ
以上、キッチンまわりのトラブルの原因と修理方法をご紹介しました。
簡単に修理できるキッチンのトラブルから、複雑なトラブルまでご紹介しましたが、確実に素早く修理したいのであれば、やはり修理業者の方に依頼するのが一番安心です。
ご自身で部品を購入する場合は、サイズや型番などをメモしてから、キッチンにぴったり合うサイズの物を購入してくださいね。