必要な時間は約 12 分です。
自宅でよく利用するのがトイレやキッチン、浴室などの水まわりです。特にシャワーは使用頻度が多く、その分トラブルが発生する確率も高くなります。
シャワーから水漏れするトラブルは比較的よくあることですが、パッキンを交換する程度であれば自分で対応することも可能です。
そこで本記事では、シャワーの水漏れが起こる原因や自分で対処する方法をご紹介します。また、応急処置の方法や水道業者に依頼するケースも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること一覧 |
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シャワーから水漏れ!とりあえずの応急処置をご紹介
シャワーの水漏れの箇所を突き止めてしっかり直したい場合は、時間がかかることが考えられます。また水道業者にお願いしたいけれど、予定が合わないこともあるでしょう。
そんなときにおすすめなのが、一時的に水漏れを防ぐ方法です。ここではまず行うべき行動や防水テープを使った対処法をご紹介します。
まずは止水栓を閉める
お風呂場の止水栓の場所は、蛇口本体に設置していることが多いです。お湯用と水用の2つに分かれているので、両方とも時計回りで閉めてください。
マイナスドライバーがなければ硬貨を代用しても問題ありません。もし止水栓がお風呂場に見つからなければ屋外にある元栓を閉めましょう。
水漏れがシャワー水栓自体なら防水テープで止める
水栓本体の内部のバルブから水漏れしている場合は、交換が必要なのかといった判断が難しいことがあります。
水道業者に修理を依頼するとしても、その間に水がどんどん流れるので、一時的に防水テープを使用して応急処置を行いましょう。
用意する道具はプラスドライバーとマイナスドライバー、防水テープです。応急処置は以下の流れで行います。なお、ケガをする恐れがあるため手袋を着用しましょう。
防水シールを巻く方法 |
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シャワーのバルブを取り外す作業は一見難しく感じますが、マイナスの形をした溝がある部品にマイナスドライバーをあてて緩めるだけなので簡単です。
シャワーが水漏れする4つの原因と自分で直す方法を解説
シャワーから水漏れしている箇所を特定し、どのように対処すれば良いのかをご紹介します。ここでは4つの原因を併せて見ていきましょう。
- シャワーヘッド
- シャワーヘッドの根元
- シャワーホース
- ハンドル
水漏れ箇所①シャワーヘッド
シャワーヘッドからポタポタ水が流れる場合は、内部の残留水が漏れている可能性があります。残留水を抜くことで水漏れが解消できるかもしれません。ヘッドを下向きにして内部の残留水を穴から出し切ると解決できます。
それでも解消しないときは、ヘッドを上向きにして置いてみてください。通常はそれで収まりますが、解決しなければヘッドの故障が考えられます。
ヘッドを交換する作業は誰でも簡単にできます。必要な道具は新しいシャワーヘッドだけです。ヘッドの交換方法は以下の通りです。
シャワーヘッドを交換する方法 |
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シャワーヘッドの交換は非常に簡単です。これを機に最新のシャワーヘッドを購入するのも良いでしょう。
最近のシャワーホースはどのメーカーにも対応できるように、アダプターやパッキンが付属していることが多いのですが、念のためメーカーにサイズが合うかどうかを確認するようにしてください。
水漏れ箇所②シャワーヘッドの根元
シャワーヘッドの根元から水漏れしている場合は、内部のパッキンが劣化している可能性が高いです。
必要な道具は新しいパッキンです。交換方法を見ていきましょう。
パッキンを交換する方法 |
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パッキンだけでもホームセンターで販売しています。サイズを間違えないように注意して購入してください。実際にパッキンを持参して商品を購入するのが確実です。
水漏れ箇所③シャワーホース
シャワーホースはゴム製なので長年使用していると固くなり、何かの拍子に亀裂が生じることも考えられます。
シャワーホースに穴が空いているとシャワーを使用するたびにホースから水が出てくる状態になりかねません。
このような状況になったらホース自体を交換する必要があります。必要な道具はナットを締めるモンキーレンチです。シャワーホースの交換方法は以下の流れになります。
シャワーホースの交換方法 |
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水栓側のシャワーホースを取り外す際は、ホースを片手で固定し、もう片方の手で金具を時計回りに回すと外せます。ゴム手袋を使うと滑りにくく金具を回しやすくなります。
シャワーヘッドは、反時計回りに回すと簡単に取り外せます。
もし固くて回せないときは、表面に水あかなどの汚れが付着している可能性があるので、接続部分を掃除してみてください。
またモンキーレンチを使ってナットを締めるときは、しっかり締めるのがポイントです。止水栓を開けた後は、ゆっくり蛇口をひねって水漏れしていないか確認しましょう。念のため作業後、30分後と時間をおいて確認するようにしましょう。
水漏れ箇所④ハンドル部分
蛇口を操作するハンドル部分から水漏れしている場合は、開閉バルブに問題があることがほとんどです。
このようなケースだと、ハンドル部分の交換となります。必要な道具は新しいハンドルとマイナスドライバーですが、ナットの取り外しが難しい場合は、モンキーレンチがあると便利です。
交換方法は以下の通りです。
ハンドルの交換方法 |
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パッキンの交換よりも少し難しい作業となり、工具が必要になることがあります。壁や水栓を傷つけてしまいやすい作業なので、無理だと感じたらプロの水道業者に相談するのが安心です。
水道業者に依頼したほうがいいケース
シャワーヘッドやパッキンの交換は比較的簡単にできますが、分解する作業や大掛かりな作業を自分で修理するのはおすすめしません。
無理に作業を行うと部品を破損させてしまい、被害が広がることがあるからです。作業に取りかかる前に、以下の注意点を参考にしてください。
シャワー水栓の交換
シャワー水栓の交換は複雑で、専門的な知識や技術が必要です。水漏れの原因や修理方法を正確に理解していない場合、誤った修理が行われる可能性があります。
一時的に水漏れを止める応急処置は自分でもできますが、バルブの修理は水栓本体の分解作業が必要です。
分解途中で部品を紛失する、元通りに戻せないなどのケースが考えられるので、水道業者に依頼したほうが安心でしょう。
またシャワー水栓が新しく、保証期間内である場合は、自分で修理を行ったことで保証が無効になる可能性があることも念頭に入れておいてください。
給湯器や浴槽の修理
浴槽や給湯器などは電気やガスなどの要素が関連してくるため、作業するには事故やけがのリスクがあり大変危険です。
水漏れの箇所がどこかわからないまま修理を試みると、設備に損傷を与える可能性があります。
また給湯器や浴槽の耐用年数が過ぎていることも考えられるため、一度水道業者に点検してもらいましょう。
水道業者で失敗しない選び方
水道業者は全国に多数存在しています。選び方を間違えると、思っていた費用と違う金額を請求されることも。
失敗しないためにも、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 費用相場を比較する
- 水道局指定業者を選ぶ
- アフターフォローがあるか
費用相場を比較する
費用相場を知らなければ、提示された金額が作業内容と見合っているのか判断ができません。料金設定は会社によって異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
修理内容 | 費用相場 |
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シャワーホースの交換 | 約15,000円 |
パッキンの交換 | 約5,000円 |
ホースヘッド交換 | 約8,000円 |
ハンドル混合水栓交換 | 約20,000円 |
費用相場は目安ですが、上記の金額に加えて基本料金がかかります。
事前に見積もりを行ってもらい、追加費用がないか確認しましょう。そうすることで予算を決められ、トラブルを避けることができます。
水道救急センターでは、初めての方に限り基本料金を無料で提供しています。気になる方は下記のホームページをご覧ください。
水道局指定業者を選ぶ
水道局指定業者(指定給水装置工事事業者)とは、水道法や関連法令に基づいて一定の基準を満たし、適切に水道施設の設置や修理、工事を行うことが認められた業者です。
水道局は業者を指定することで信頼性や品質を維持し、安心して水道関連の工事を委託できるようになっています。
また、違法があるとすぐに水道局指定業者から外されるので、「水道局指定工事店」とある場合は信頼できる会社といっても良いでしょう。
水道局指定業者について詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
>>水道局指定業者とは?工事を依頼する際の選び方やメリットをご紹介
アフターフォローがあるか
水道業者によっては、施工に対して一定期間の保証を設けていることがあります。水漏れが再び起こった場合や工事に問題が発生した際に、無償で修理や対応を行ってくれることがあるので保証期間を確認してみてください。
また水漏れが起こる前兆はあまりなく、急に起こることがほとんどです。水漏れで困ったことがあれば24時間対応してくれるのかも確認しましょう。
まとめ
シャワーから水漏れしている場合は、パッキンやシャワーヘッド、シャワーホースの交換で解決できることがあります。そのためには、まず水漏れ箇所を特定することが大切です。
ただし自分で直せないと思ったら、無理をせず水道業者に依頼することを検討しましょう。
水道救急センターは、軽度なシャワーの水漏れであれば4,400円(税込)からご対応いたします。初回の基本料金は無料なのでかかる費用は作業料金のみです。
さらに出張料やお見積もりも無料で、余計な費用がかかりません。急な水漏れでも、お客様のもとへすぐに駆けつけられるように24時間体制をとっています。
水漏れでお困りの方だけではなく、相談だけしたい方もぜひお気軽にお問い合わせください。
- 関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県)
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